ビジョントレーニングは「目を動かすだけ」じゃない
体を一緒に動かすことが大切な理由
「ビジョントレーニングって、目の運動だけでしょ?」
保護者の方からよくいただくご質問です。
実際には、見る力=視覚機能は目だけの問題ではなく、脳や体の働きと深く関係しています。
そのため、目の運動だけでなく「体を動かすトレーニング」もとても大切です。
目と体は神経でつながっている
眼球を動かす筋肉は脳からの指令で働きます。このとき体幹や首・肩の安定が弱いと、目の動きにも影響が出やすいことが分かっています。
空間認知は体を通して育つ
上下・左右・前後といった空間の感覚は、実際に体を動かしながら獲得していきます。視覚機能だけを切り離して鍛えても、日常生活で活かしにくいのです。
「目で見る」と「体を動かす」はセットで使うもの
本を読むときは目を動かしながら指で文字を追います。ボールをキャッチするときは目で軌道を追いながら体を動かします。実生活では必ず「見る+動く」が同時に必要になります。
具体例で考えてみると、、
黒板の文字をノートに写すとき
黒板を目で見て(遠く)、ノートに目を移して(近く)、手で文字を書く。目と体の連携が必要な作業です。
ボールをキャッチするとき
ボールの位置や速さを目でとらえ、その情報をもとに手を動かす。もし視覚と体の連動がスムーズでなければ、ボールを取り損ねてしまいます。
迷路や線つなぎ遊び
目で線を追いながら、手でなぞっていく。途中で目と手の協調が崩れると、線がずれたり迷路を飛び越えたりします。
「うちの子は集中力が足りないのかな…」「もっと練習させた方がいいのかな…」と悩むことはありませんか?
でも実は、それは性格ややる気の問題ではなく、“見る力と体の連動”がまだ育っていないだけかもしれません。
目と体を一緒に動かすトレーニングを重ねることで、
「目だけ動かせばいい」ではなく、全身で育むのが本当のビジョントレーニングなのです。